投資をするなかで、必ず意識するべき「アセットアロケーション」。
どのタイプの資産をどの割合で保持するか、という指標を持つことは、資産形成を進めていく上でとても大事です。
資産が増えてくると、資産全体のバランスを把握することはもちろん、自分のリスク許容度と資産のリスクの高さが適正に保たれているかを確認することも必要になってきます。
今回は、まだまだ投資初心者のわたしの理想のアセットアロケーションと現状との差異、これからの投資の進め方について考えていきます。


アセットアロケーションとは
「アセットアロケーション」についておさらいをしておきます。
アセット(asset)は「資産」、アロケーション(allocation)は「配分」を表す英単語。
つまり、アセットアロケーションは直訳すると「資産配分」という意味です。
ここでいう資産の種類は、国内株、海外株、投資信託、債券、不動産、金・コモディティなど、特性によって分類されます。
似たような用語に「ポートフォリオ」がありますが、こちらは具体的な商品の保持割合を表すものです。
ポートフォリオとは、こういう感じのものです↓

まずは自分のアセットアロケーションを考える
では実際にわたしの理想のアセットアロケーション、現状のアセットアロケーションについて紹介します。
理想のアセットアロケーション
わたしの中での理想のアセットアロケーションは以下の通り。

全体としては資産の1/4は現金で保持し、そのほかを投資商品にする構成です。
投資の核はインデックス型の投資信託にしたいので、投資信託30%
米国株はインデックスを中心に気になった銘柄を20%
日本株は高配当株を中心に20%
趣味要素強めな仮想通貨は5%
自分はどのくらいのリスクに耐えうるのか、ということを考慮してリスク資産の割合を決定しました。
人生の中でも比較的リスク許容度の高いであろう今だからこそ、ということで仮想通貨も一部持つことに。
これが今のわたしの理想のアセットアロケーションです。
現在のアセットアロケーションとリバランスの進め方
こちらがわたしの現在のアセットアロケーション。

理想の割合にははまっていないことがわかります。
バランスとして最も気になるのは、投資信託の割合の小ささと国内株の割合の大きさです。
これには原因があります。
まず、投資信託の割合が小さいのは、これまでは資産形成するにあたり米国ETFをメインにしていこうと考えていたからです。
再投資の手間や税金の問題を考慮したうえで、先々月から投資信託に切り替えていくこととしました。
とはいえ、購入したETFを手放す必要性も感じていないので、これからの投資は投資信託を購入していくスタイルをとろうと思います。
そして、国内株の割合が大きい理由、これは持ち株会に加入していて証券口座で投資を始める以前から給与の先取りとしてずっと積み立てを行っていたからです。
自分の資産を見直すタイミングで持ち株会の株数を確認したところ、想像していたよりも大きい値となっていました。
持株の積み立てはこれからも行っていく予定にしているので、しばらくは国内株の割合が大きい状態が続くかとは思います。
が、その他で捻出する投資信託用の資金がそれを上回るように調整していこうと思います。
年齢やリスク許容度によってアセットアロケーションは変化する?
アセットアロケーションは一度理想の型を作ってしまえばそれで終わりかというと、そうではありません。
自分のその時の状況によって適切に組みなおしていく必要があります。
たとえば、近日中にまとまった資金が必要・引っ越して生活が変わった・転職した・家族が増えた、などなど。
わたしは29歳という年齢で、結婚はしていないのでリスク許容度は比較的高いほうかと思われます。
しかし、高齢になってくると資産の取り崩しも検討しなければならないタイミングも出てくるでしょう。
そうなると、株式などのリスク資産を抑えて、債券に変更したり、預金割合を増やしたり、という工夫が必要になってきます。
大事なことは、定期的にアセットアロケーションを見直して、自分の現状と照らし合わせることです。
少なくとも年に1回はこれを行う機会がつくれればいいかな、と思います。
アセットアロケーションの確認方法
では実際に自分のアセットアロケーションってどうなっているんだろう?と気になった方へ!
アセットアロケーションの確認方法をいくつかご紹介します。
エクセル

まずは、先ほどもお見せした円グラフ。
こちらはエクセルで作成したものです。
月に1回程度、自分の資産をしっかりと把握するためにも自分の手で打ち込むのもいいと思います。
エクセルには、手間がかかるというデメリットがあるものの、自分の持っているすべての資産を反映しやすいというメリットがあります。
マネーフォワード ME (プレミアム)

続いて、最近有名な「マネーフォワード ME」。
月額480円のプレミアムに加入すれば、いつでもアセットアロケーションの確認をすることができます。
自分の資産が「連携先一覧」にすべて含まれている場合は、こちらがいちばん楽な確認方法かなと思います。
Robo Folio

次に、「Robo Folio」。
こちらは証券口座の中身のみをまとめて表示することができます。
アプリ自体も無料ですので、入れておいて損はないと思います。
SBI証券のMy資産

※SBI証券内の資産のみ確認したい場合
SBI証券を利用している方は「My資産」で確認を行うことができます。
わたしは証券口座はSBI証券のみなので、スマホで確認する際はこちらをよく見ています。
こちらはアプリではありませんが、ブックマークをホーム画面に追加しておくと便利です。
アセットアロケーションを見直してみよう!
投資にあまり触れてこなかった方であれば、預金100%のアセットアロケーションの方も多いはず。
無理に投資商品を購入する必要はありませんが、預金は1口座1000万円を越えるとリスクがありますので、ご注意を!
詳しくはこちら↓

投資をしている方もそうでない方も、この機会に一度自分の資産を見直してみるといいかもしれません。
投資を始めてみたいけどまだ始めていない方、SBI証券での口座開設がおすすめです。
ぜひ初めの一歩を踏み出しましょう!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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