今回は、工学部の学生のみなさんに向けて、大学院試験の対策方法をご紹介します。
わたしも実際に、数年前に大学院試験を経験し、無事合格しました。
特に、機械工学科向けの内容にはなりますが、少しでも参考になれば嬉しいです!


院試対策、いつから始める?
まず、気になるのが、そもそも大学院試験の対策をいつから始めるかだと思います。
わたし自身の例を挙げると、大学院試験受験の前年度の年明けから始めました。
ですが、これには個人差があります。
大学院試験に臨むにあたって最も大事なことは、まず普段から試験に関わる講義をしっかりと聞き、理解を深めることで、試験勉強を始めるまでにある程度の知識をつけておくこと。
この事前の知識量と受験する大学院によって、対策を始めるべき時期は変わってきます。
考え方は、大学受験と同じですね。
今自分がどの程度の知識があるのか、受験する大学院の試験の難易度はどのくらいなのか。
きちんと把握することが、初めに取りかかるべきことです。
この確認は早いに越したことはありません。
まずは現状把握をして、いつから対策をはじめるかを考えていきましょう。
院試の勉強方法
出題分野の問題集を解く
まずは、出題分野の問題集を解いて、問題に慣れること。
出される問題はもちろん様々ですが、基礎の部分は同じことが多いです。
繰り返し出てくるような問題は型を覚えてしまいましょう。
特に、材料力学の梁問題や、機械力学の運動方程式などがこれに当てはまります。
機械系であれば、四力学をきちんと押さえておくことはマストです。
※四力学とは、材料力学・機械力学・熱力学・流体力学の4つの力学のこと
わたしの勉強の優先順位は、材料力学 > 機械力学 > 流体力学 > 熱力学 でした。
自分が受験する大学院の問題レベルや配点などを事前に確認して、バランスを見ながら勉強しましょう。
過去問題を解く
つてなどがあって、過去問題が手に入る場合は、数年分解いておきましょう。
出題の癖や、頻出問題などの確認を行うことができます。
過去問題は、その試験の情報の宝庫。
学習の基礎が仕上がっている場合は、市販の問題集よりも過去問題を解きすすめることをおすすめします。
面接や小論文対策もしっかりと
大学院試験によっては、面接や小論文がある場合があります。
内容は、研究テーマに関するものがほとんど。
わたしの場合は小論文を作成しましたが、自分の研究テーマについて、背景から順を追って丁寧に説明することを心がけました。
事前提出の小論文であれば、事前に誰かに読んでもらう、面接であれば、研究内容を伝える練習を行って誰かに聞いてもらう、などの対策が有効だと思います。
おすすめの参考書・問題集
わたしが院試対策として実際に使用した、おすすめの書籍をご紹介します。
機械系大学院への四力問題精選
おそらく、機械系の大学生であれば、定番の問題集だと思います。
四力学の問題が満遍なく載っており、試験に必要であろう公式も網羅できるので、まず取り組むのには間違いない一冊です。
これならわかる工学部で学ぶ数学
試験科目に数学がある場合はこちらがおすすめです。
工学部で習う、工学部に必要な数学の演習がたくさん詰まっています。
理学部はもっと難しい数学を解いているのかな?なんて考えながら、わたしは必死でこの問題集に取り組みました。
院試対策まとめ
いかがでしたでしょうか?
こんな時期に院試の話?と思った方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、対策に取り組みはじめる時期をきちんと把握するという意味でも、この投稿がそのきっかけになってくれたら嬉しいです。
大学院に行くか、就職するかで悩んでるよ~!という方は、こちらの記事も参考にしてみてくださいね。

みなさんが希望の進路に進めることを願っています!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!