わたしなりの写真の撮影方法とレンズについてお話をしていきます。
まずは、撮影方法による写りの違いを見ていきましょう。

同じ被写体でも全然違う
撮る角度によって、同じ被写体でも全然違う印象を持たせることができます。
設定も何も変更せず、ただカメラの位置を変えるだけ。
これはスマートフォンでも簡単にできる撮影方法ですね。
試しに、同じ被写体を角度を変えて撮った写真を並べてみます。




こんな風にポーカーフェイスな静止物でも、様々な表情を切り取ることができます。
(個人的には、下から見上げた時のドヤ顔のシロクマがすき。)
お気に入りの角度を見つけるだけでも十分写真は楽しめます。
普段SNSによく写真を上げる方は、こんなの常識だよ!
と思われるかもしれませんが、一眼レフを侮るなかれ。
ここからは設定はそのままに、レンズの種類を変えていきます。
レンズ変えてみた
さて、今度は撮影する角度はなるべくそのままに、レンズの種類を変えてみました。
なんだかお顔が違って見える…??
背景のボケ方の違いにも注目です。
ちなみに、使用したレンズは(左)上から順に、
・30mm単焦点 / SIGMA (30mm)
・10-15mm超広角ズームレンズ / Canon (10mm寄り)
・15-135mmズームレンズ / Canon (35mmくらい)
・Induster-61 単焦点 / オールドレンズ (50mm)
広角レンズで撮影したシロクマは痩せて見えますね!笑


レンズの焦点距離
レンズ紹介で、mmという単位で書かれた数字はそのレンズの焦点距離。
被写体からどのくらい離れた位置でピントが合うのか、という意味です。
つまり焦点距離が短いものは広角、焦点距離の長いものは望遠、ということになります。
ただ詳しくお話すると、このレンズの数字は厳密な焦点距離とは限らず、
カメラ本体の性能によって微妙に異なることも。
プロの使用するフルサイズ機だとレンズそのままの値が適用されるのですが、
わたしの使用しているCanon EOS 8000DをはじめとするCanonのAPS-C機は、
レンズに記載されている焦点距離×1.6が、実際の焦点距離となります。
(メーカーによってもこの値が違うので注意が必要です。)
これはカメラのセンサーサイズの違いによるものなのですが、
このセンサーサイズの違いによって撮影される画角にも差が出てきたり…
と、まあ難しいことはさておいて、まず初めて一眼レフを持ったら、
どの焦点距離のレンズでどのくらいの画角になるのか、
という感覚をつかんでいけばいいと思います。
ズームレンズと単焦点レンズ
続いて、ズームレンズと単焦点レンズの違いとは…?
ズームレンズ
ズームレンズは、撮影の際にズームイン・ズームアウトができるレンズのこと。
指定の範囲内で焦点距離が自由に動かせるのでピントを合わせるのも比較的簡単です。
旅行に持っていくなら、やっぱり焦点距離の範囲が広いズームレンズが万能!
単焦点レンズに比べて、いざというときにシャッターチャンスを
的確に捉えることができる気がします。
単焦点レンズ
単焦点レンズとはその名の通り、焦点距離が固定されているレンズのこと。
単焦点レンズを使うと、ピントが合う位置まで自分の足で移動しなくてはいけなかったり、
でもその分プロっぽい背景のボケができたり、楽しさが広がります。
ズームレンズほど、とっさの瞬間には対応が難しい場合もありますが、
ゆっくり写真旅をするなら単焦点レンズが楽しいと思う…!
レンズ選びは楽しい!
ちなみに今わたしが気になっているレンズは、望遠レンズと魚眼レンズです。
望遠レンズはその名の通り、遠くを写すためのレンズで、焦点距離が長いレンズのこと。
魚眼レンズは別名フィッシュアイとも呼ばれていて、
広角レンズよりもさらに広角なレンズ。
約180度もの範囲を写すことのできるレンズです。写すのが楽しそう…!
みなさんも、用途に合わせて自分のお気に入りのレンズを探してみてくださいね!
個人的には比較的安く手に入るオールドレンズがおすすめですが、
これについてもまたお伝えできればと思っています!
