「FIREするには投資が必須」
FIREを目指しはじめたばかりの方には、そう思われている方もいらっしゃるかもしれません。
FIREしたいけど、投資での変動リスクに耐えられないな…
そんな人でも大丈夫!
FIREに必ずしも投資は必要ありません!

FIREに投資が必要ではない理由
FIREに投資が必要でない理由、それは「FIREは目標額を貯蓄することで達成されるから」です。
FIREの方法が書かれた本やブログには、「投資で資産を増やしましょう」とよく書かれてはいますが、貯金だけでも目標額を越えてしまえばFIRE達成なのです。
たしかに投資をしたほうが、効率的に資産を増やすことができるかもしれません。
ですが、投資をしなくても資産は増やすことができます。
どうしても損をする可能性がこわくて投資ができない、そんな状態耐えられない、という場合は貯金でコツコツ貯めていきましょう。
投資をせずにFIREを達成するには何年かかる?
「投資をしなくてもFIREできる」とはお伝えしたものの、投資の効果を得られないとなると、資産を形成していくには時間がかかることが想定されます。
そこで、少しでも早くFIREするためには「貯蓄率」が大事。

こちらの記事でも紹介しているように、貯蓄率50%で投資をしない場合は25年でFIRE達成という計算になります。
貯蓄率40%では37.5年、60%では16.7年です。
貯蓄率とFIREまでの年数をグラフにすると以下のようになります。

FIREまでの年数を考えると、貯金だけでFIREを目指す場合は少なくとも貯蓄率40%以上を目指したいところですね。
投資をせずにFIREを目指すために気にかけるポイント
投資なしで貯蓄していくときに、気にかけておくべきポイントをご紹介します。
預金金利の高い銀行を選ぶ
貯金のみでFIREを目指す場合、投資で運用利回りを得られない分、その他の部分で効率よく資産を増やしていく必要があります。
そこで気にかけるポイントは、銀行の預金金利。
資産のほとんどを銀行口座に預けておくわけですから金利は少しでも高いほうがいいですよね。
金利の高い銀行でおすすめなのが、あおぞら銀行です。
あおぞら銀行は金利が0.2%と、他のメガバンクの0.001%と比較しても200倍となっています。
仮に100万円を預けていた場合、あおぞら銀行だと金利が2000円、メガバンクだと10円。
この差は大きいですね。
資産の大半を預ける大事な場所は、少しでも預金金利の高い金融機関を選びましょう。
預金が1000万円を超える場合は金融機関をわける
いくら預金金利が高いからと言って、1つの金融機関に1000万円以上をまとめて預金しておくことには多少のリスクがあります。
日本には「預金保険制度」というものがあります。
預金保険制度とは、金融機関が預金保険料を預金保険機構に支払い、万が一、金融機関が破綻した場合に、一定額の預金等を保護するための保険制度です。
引用:預金保険機構ホームページ
この「一定額」は、1金融機関ごとに預金者1人あたり元本1000万円と決められています。
というわけで、預金を安全に守るためには1000万円ごとに金融機関をわけるべきなのです。
FIREを目指す人のほとんどが1000万円以上貯めることを目標とされていると思いますので、ここは気にかける必要があります。
高額になった預金は、金融機関を分散して貯めていきましょう。
貯金のみでFIREを達成することは可能!
以上のことから、貯金のみでFIREを達成することは不可能ではありません。
ですが、投資による運用利回りというブーストを得られない代わりに、貯蓄率を少しでも上げていく必要があります。
そうしないとFIREよりも先に定年を迎えてしまいますからね。
投資でFIREを目指す人が高速道路を運転しているのだとしたら、貯金のみでFIREを目指す人は下道をゆっくり走っているようなもの。
目指すべきゴールは同じであっても、たどり着くまでの時間には違いができます。
どんなときも、ハンドルを握って運転しているのは自分自身。
どのくらいのリスクがとれるのか、しっかりと考えながら資産形成していきましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました!
資産形成に関する記事はこちらから↓
