新しいレンズを試そうと思ったとき、比較的安価に手に入るのが、オールドレンズ。
だけど、安いからといって、侮ることなかれ。
オールドレンズには魅力がいっぱいです。


オールドレンズって?
オールドレンズとは
フィルムカメラが主流だった頃につくられた、マニュアルフォーカス(MF)のレンズのこと。
オートフォーカス(AF)とは異なり、自動でピントを合わせる機能がありません。
自分でピントを合わせて、そっとシャッターを切る。
それだけ聞くと不便なようだけれど、最新のレンズには出せない特徴的な効果も、オールドレンズなら得ることができます。
光を読んで、調整しながら楽しむレンズ。
マウントアダプターを使用することで、いろいろなカメラと組み合わせて使用することができます。
レンズの特徴
特徴的なボケ
バブルボケやぐるぐるボケといった、レンズ特有のボケを写すことができます。

こちらが、ぐるぐるボケ。
写真の真ん中を中心にして円弧の向きにボケがつくられます。
フレア
写真全体が白っぽくなる現象のこと。
これもオールドレンズ特有の効果です。

ゴースト
本来あるはずのない光の筋や、虹の輪が写りこむこと。

左下に現れたピンクの輪。
これがゴーストです。
オールドレンズの紹介
Herios 44-2
比較的有名なオールドレンズです。
わたしがはじめて買ったオールドレンズもこちら。

作例はこんな感じです。


ぐるぐるボケが簡単につくれるレンズ。
マウントはM42、焦点距離は58mm、F値は2.0まで下げられます。
Induster-61
星形ボケが特徴的なこちらのレンズ。
レンズを覗いてみると、絞りが星の形になっていることがわかります。


作例はこんな感じです。


よーく見てみると、それぞれの写真の背景のボケが星形になっていることがわかると思います。
とてもかわいらしいですよね。
マウントはM42、焦点距離は50mm、F値は2.8まで下げられます。
オールドレンズを提げて、おでかけしよう
慣れるまでは練習が必要なオールドレンズ。
だけど、一度その魅力にはまってしまったら、抜け出すのは難しいかもしれません。
オールドレンズについて、もっと詳しく知りたい方は、
山本まりこさんの「オールドレンズ撮り方ブック」がおすすめです。
色々なレンズや作例の紹介があるので、好みのレンズを探すのにも役立ちます。
ちなみに、レンズの購入なら、レモン社がおすすめです。
ぜひ、自分のお気に入りのオールドレンズを見つけてみてくださいね!