最近、なにかと話題のFIRE。
ニュースやSNS、いろいろな場所で「FIRE」という単語を目にすることも多いですよね。
今回は、「FIRE」って最近よく聞くけど、どういう意味?と気になっている方に向けて、FIREについてご説明します。

FIREはこんな状態のこと!
FIREは、Financial Independence, Retire Earlyの頭文字をとったものです。
日本語に訳すと、経済的自立と早期リタイアです。
一つずつ見ていきましょう。
まず、「経済的自立」(FI)とは、資産収入だけで生活できる状態のこと。
数式にすると、「資産収入>生活費」となり、働かなくてもお金が入ってくる状態です。
「資産収入」とは具体的にいうと、株式の配当金収入や不動産収入などのいわゆる「不労所得」のこと。
自分が働かなくても、定期的に振り込まれる収入のことです。
資産によって得られる収入で生活費が賄える状態、これが「経済的自立」(FI)の部分です。
そして次に、「早期リタイア」(RE)。
こちらは文字通り、定年まで働かずに仕事を早期退職することです。
「経済的自立」(FI)ができた時点で労働収入は基本的に不要になるので、「早期リタイア」(RE)できるというわけですね。
ですが、実際に「経済的自立」(FI)を達成していても、仕事を辞めずに続ける方は一定数いらっしゃるようです。
「経済的自立」(FI)を達成するということは、「働かない」という選択肢を手に入れたのと同じで、その先にどうするかは個々人が決めるべきことだということですね。
サイドFIREとFIREのちがいは?
ここまで読むと、FIREっていいな、そんな暮らししたいな、と感じる方も多いはず。
しかし、資産収入だけで生活していくにはかなりの額の資産が必要で、初心者や所得が多くない方にとってはハードルの高いものである、ということもまた事実です。
そこで注目すべきが「サイドFIRE」です。
「サイドFIRE」とは、生活費の一部を資産収入から賄いつつ、残りを仕事で稼いでいく生活のことです。
FIREが資産収入ですべての生活費を賄うことであるのに対し、「サイドFIRE」においては資産収入で賄うのはあくまで生活費の一部だけ。
これなら元手となる資産も少なくて済むので、FIREほどはハードルが高くありません。
さらには、資産収入の手助けがあるので、稼ぐ額は「サイドFIRE」する以前よりも少なくてよくなります。
働く時間を短くしたり、お給料が低いけどやってみたかった仕事に挑戦したり、仕事を選ぶ自由度はぐんと上がります。
サイドFIREしながらFIREを目指すことだってできますので、まずはサイドFIREから目指してみるのがいいのではないでしょうか。
FIREは自由度をあげるための過程
FIRE/サイドFIREは、人生における自由度を上げるための過程です。
資本主義社会においては、資産額(お金)によって自由度が変わります。
ですが、資産というのはあくまで何かをするための道具であり、それ自体が何かをもたらしてくれるわけではありません。
FIREを目指すうえで、「経済的自由を手に入れたら自分は何をしたいのか?」と考えておくことはとても大切だと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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